「さかな丸ごと食育」について
NPO法人食生態学フォーラムは、食育基本法で重視する「食」や食育ガイドですすめる「食育の環」(両者ともに、生産から食べるまで、栄養・健康を含む“生きる力”の形成、次の社会活動をすすめる“食の循環”を重視している)の全体像を理解し、日々の生活で実践できる力を育てることについて、魚を例に学ぶ食育プログラム「さかな丸ごと食育」を、一般財団法人東京水産振興会(以下、東京水産振興会)の委託を受けて、全国的に展開しています。https://www.suisan-shinkou.or.jp/
2003年から3年間にわたって、東京水産振興会の研究事業の一環として、「日常的な魚摂食とその効果に関する食生態学的研究」(研究代表者 足立己幸)が行われました。
この成果をふまえて、2010年から同魚食普及事業の一環として、講師養成と普及が当フォーラムに委託され、以下の実施要項のとおり事業を実施しています。
「さかな丸ごと食育」専門講師、養成講師、サポーターについて
「さかな丸ごと食育」では、生活するすべての人々に「さかな丸ごと食育」サポーター学習会を行っています。また、サポーター学習会を受け、その成果を自身の生活や社会活動に活かし、かつ家族、友人、水産・食育関係者などに発信できる人を「さかな丸ごと食育」サポーターと呼んでいます。
さらに、このサポーター学習会の企画・実施・評価できる人材として、「さかな丸ごと食育」養成講師を養成しています。そして、「さかな丸ごと食育」養成講師の養成を担うのが、「さかな丸ごと食育」専門講師です。(下図参照)
「さかな丸ごと食育」サポーター学習会
「さかな丸ごと食育」の目的に従い、「さかな丸ごと食育」養成講師が、教材「さかな丸ごと探検ノート」等を活用して開催する「さかな丸ごと食育」の学習会。学習会終了後、学習者は「さかな丸ごと食育」サポーターカードを受け取り、サポーターとなる。
(1)学習者
生活するすべての人々
・ こどもから高齢者まで、障害を持っている人、外国人など
・ 魚の生産・流通・販売・情報発信活動にたずさわる人など
(2) 講師
「さかな丸ごと食育」養成講師 ※養成研修についてはこちら
(3)教材
「さかな丸ごと探検ノート」やこのコンセプトを基盤に作成された教材・資料
(4)経費
学習会にかかる教材費(資料代含)等、経費は 1 回に 2 万円を限度に支払う。ただし、予算額が上限に達した場合は支払わないこともある。
(5)学習会の企画・運営
学習会の申請は実施計画書(様式1・2)により、実施1カ月前までに行う。フォーラムは学習会の実施計画を受け、「さかな丸ごと探検ノート」などを送付する。学習会の報告は、実施報告書(様式3・4・5)により、実施後1カ月以内に行い、かかった費用の清算をする。
(6)「さかな丸ごと食育」学習会報告
これまで開催されたサポーター学習会のレポートがご覧いただけます。PDFページへ
また、東京水産振興会HPの「さかな丸ごと食育」ニュースレターでも、学習会報告を見ることかできます。
https://shokuiku.suisan-shinkou.or.jp
「さかな丸ごと食育」養成講師の養成
「さかな丸ごと食育」専門講師が、「さかな丸ごと食育」養成講師研修会を企画・実施・評価する。 なお、養成講師研修会を希望する場合には、食生態学実践フォーラム事務局に連絡してください。
(1)研修者
栄養・食・教育・水産に関する専門職として活動している者
(2) 講師
「さかな丸ごと食育」専門講師
(3)研修会で使用する教材
「さかな丸ごと探検ノート」、「 『さかな丸ごと食育』活用に向けて」、「 『さかな丸ごと食育』実践に向けて」等
(4)研修会の企画・運営と養成講師の認定
「さかな丸ごと食育」専門講師は、養成講師養成プログラムに基づいて、研修会を実施し、課題レポートを提出する。「さかな丸ごと食育」認定委員会で審査し、「さかな丸ごと食育」養成講師として登録する。
「さかな丸ごと食育」の教材・動画
サポーター学習会や養成講師養成研修会で用いる教材は、一般財団法人東京水産振興会が発行しているものです。活用しやすいように、ダウンロード・閲覧ができるようになりましたので、ぜひご活用ください。尚、教材の転載等については、東京水産振興会HP「教材・資料:研究報告・教材の転載条件」を必ずお読みください。
※ダウンロード・閲覧はこちらから
・ 「さかな丸ごと探検ノート」日本語版、英語版
・ 「地域展展開版探検ノート」
・ 「さかな丸ごと食育」学習の進め方:動画
・ 「魚場場を拠点とした水産と食の連携活動」
・「さかな丸ごと食育」活用に向けて ※養成講師養成研修会用
・「さかな丸ごと食育」実践に向けて ※養成講師養成研修会用